巻物

天気の良い祝日の晩にひっそりと

筆を置いた画家、そしてあの頃の夢

人生において、「作家」の立ち位置って、どうなんだろう。無関心って言える?「100%ジュース」は、あなたにとってはなんの意味があるんだろう。

ホーム

汗をたらして大声を出す母さんと壊れた自動販売機

娘とのふれあいをとればとるほど、わが子は非常に好感をもってくれる。
一歳までは、仕事の業務がめちゃめちゃ激務で、ふれあうことが珍しかったため、まれに抱っこしても泣かれていた。
実の父だけどとわびしい胸中だったが、仕事が多忙だからと受け入れずに、定期的に、休日に散歩に連れ歩くようにした、抱えても、お風呂に入れても笑ってくれるようになった。
最近、出勤で家を出る時、自分が居なくなることが寂しくて涙を流してくれるのが顔がほころぶ。

雲が多い火曜の晩に焼酎を
今日は少年は、学校の給食係だった。
マスクと帽子をつけて、白衣を着て、他の給食当番たちと、本日の給食を取りに行った。
今日の主食は、お米ではなくパン。
バケツのように大きな蓋付きの鍋に入ったシチューなんかも。
少年は、一番重い瓶入り牛乳だけは、男の子が持つべきだろう、と思っていた。
クラス皆の分だから38本ある。
なので自分が、バットに入った38本の牛乳を持ったけれど、同じ給食係のフーコちゃんが一緒に持って運んでくれた。
重たい牛乳を女の子には持たせたくなかったけど、クラスで前から気になっているフーコちゃんと一緒に教室まで歩ける、と思ったので、少年はちょっとドキドキしながら、何も言わずに2人で牛乳を運んでいくことにした。

一生懸命熱弁する妹と公園の噴水

いつもそんなことないのに、心が折れそうな状態に陥ってしまい、何をしていても楽しくなかった。
特に理由はないけれど、ふとした拍子に切なくなったり、今までの事が無駄に思えたりした。
そんな中、急に仕事がきた。
コンテンツは有名な会場での式典で立派な案件だった。
精神状態を理由にしてはマズいので、自分を忘れて集中しているうちに普段の明るい気分になってきた。
後で思うと不安定なとき、外に出て太陽の光を浴びるという事をしなかったんじゃないか。
夜型にならないで活動するのも健康の一つかもしれないと思うようになった。

目を閉じて体操する弟とぬるいビール
私は、小学生のころから高校まであまり勉強をしてこなかった。
友人が集中して勉強していても、自分は指示された内容をしぶしぶやるといった感じだったと思う。
しかし、専門学校に入学してから私の好きな分野の勉強に変わると、内容がスムーズに頭に入るようになった。
その後、就職をして、研修期間の勉強を過ぎて責任のある業務を任されると、今度は好き嫌い関係なく、学習せざるを得なくなった。
しんどいなど感じる時間もなく、とにかく勉強する数年が続いた。
こんな生活をしばらくすると、ふと学校時代に怠った学習を見直したいと考えるようになった。
現在では、同じように思っている人が近くにたくさんいる。

気持ち良さそうに話す姉ちゃんと突風

近頃、小説を読まなくなった。
20代の頃は、ほぼ毎日読んでいたけれど、このごろ、仕事があるし、時間をつくりにくい。
時間があったとしても、ゆったりとした気持ちで好きな小説を読むという心になかなかなりにくいので、読んでいても楽しく感じにくい。
けれど、ものすごくはまってしまう小説に久しぶりに出会いたい。
村上春樹さんや村上龍さんの小説がとても好きなので、二人が新人賞をとった群像文学新人賞が私の好みに近いものがあるかと思って読んでみることが多いが、二人のようにがつんとくるものはなかなかない。
それでも、次世代の輝いている新人小説家がいないかと気になるからまた読んでみたい。
だけれど、純文学なのだからと無理やり難しい言葉を使っているけれど中身が伝わりにくいものも多いからさびしい。

夢中で熱弁する彼と失くしたストラップ
甘い食べ物が大変好きで、洋菓子や和菓子をつくるけれど、子供ができて作る甘い物が気を付けなければならなくなった。
私たちがめっちゃ喜んで食べていたら、子供が自分も口にしたがるのは当たり前なので子供も食べてもいいおやつをつくる。
自分は、チョコ系がたいそう好きなのだけれど、子供にはガトーショコラなどはまだ食べさせたくないのでつくりたくてもつくれない。
ニンジンやリンゴをいれたバウンドケーキが体にもいいので、砂糖を少なくして入れて焼く。
笑った顔でうまいと言ってくれたら、めっちゃつくりがいがあるし、またつくろうと思う。
ここ最近、ホームベーカリーも使ってつくったりする。
そうしたら、簡単だった。
いつもは、自分で一生懸命混ぜるけれど、ホームベーカリーは、混ぜてくれるし簡単だ。

騒がしく口笛を吹くあの人とあられ雲

8月に、沖縄本土に出張に行った。
ここは、めっちゃあつい!
Uネックのカットソーの上に、スーツのジャケット。
汗まみれになりすぎて、上着のジャケットは凄い事に。
宿泊先にまで到着して、仕方なくBODY SHOPの洗顔で洗濯した。
夜が明けてジャケットはオレンジの匂いがした。
上着がボロくなあるのではないかと心配したけれど、それでも洗いたいと心に決めていた。

のめり込んで叫ぶ父さんと公園の噴水
このライカの一眼レフは、実は、浜で拾ってしまった。
その日は、8月のちょうど半ばで、終わり頃で、もちろん暑くてたくさん汗をかいた。
渋谷で、彼女ともめてしまい、しばらく口を利きたくないと告げられてしまった。
その夜、自宅からこの浜辺まで自転車でやってきて、海岸をのんびり散歩していた。
で、少し砂で汚れたこの一眼に出会った。
手に取って試しに夜景フォトを一枚撮影してみた。
この落とし主より、良いラインでとれているかもしれない。
彼女の素敵な笑顔撮りたいなー、とか、意外とピント調節って丁度良くならないなーとか思っていた。
明日あたり、どうにかして会ってくれるなら、恋人に僕が悪かったと謝ろう。
そして、この一眼、交番に届けるつもりだ。

どんよりした月曜の夜明けは読書を

明日香は、高校を卒業して一番に打ち解けた友達だ。
彼女の良い所は、人を否定しなくて、小さなことは、どうでもいいという寛大さ。
私の方から、仲良くなろうと言ったそうだが、記憶にないけど、そうだと思う。
遊びに行くと、すべて単純化されるので、とてもほっとする。
引き締まっていて華奢なのに、深夜にハンバーグを食べに車を走らせたりするらしい。

気持ち良さそうに自転車をこぐ彼女と冷たい雨
太宰の人間失格を読んで、主人公の葉ちゃんの想いも理解できるな〜と考えた。
彼は人だったら誰だって持ち合わせている感情を、たくさん抱いている。
そんな部分を、自身の中だけに隠さないで酒だったり異性だったりで解消させる。
最後は、飲み屋のママが「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と話す。
そこで、葉ちゃんは器用ではないんだと、必ず切なくなってしまう。

手裏剣


Copyright (C) 2015 筆を置いた画家、そしてあの頃の夢 All Rights Reserved.
巻物の端